ホームヘルパーの役割とは?

高齢化が進む現在、介護を必要とする人は増加の一途となっています。それに反比例するように少子化は進み、労働人口は減少し高齢者を支える社会基盤は揺らぎつつあります。

 

今までのように自宅で暮らしたいと願っても、援助する家族がいない、介助の手を得られない家族構成は、家族以外の介助を必要としているのです。

 

自立の手助け

住み慣れた地域、自宅で生涯を終えることが願いである高齢者が多い中、実際に願った通りに過ごす人は多くありません。隣近所とのかかわりも薄れ、独居高齢者や高齢者夫婦世帯が増加している現状では、共有・共存も難しくなっています。

 

ホームヘルパーは、その人の願う自立した生活「その人らしい」生き方を尊重し、寄り添って手助けすることを役割とします。

 

「自立」とは、自分の事は自分ですることですが、それは単純に身体的に行動する自立だけではなく、経済的自立、精神的自立、社会的自立も含まれます。

 

他者に全面的に依存するのではなく、経済面でも精神面でも自分で考えて行きていこうと独立すること、社会と良い関係を築き、近隣から孤立することなく共に生きていく姿勢が必要となります。

 

また、在宅介護により、身体的にも精神的にも疲労している家族を含めて、その負担軽減を図り手助けをしていくことも求められます。

 

良き相談者

食事と排泄は、高齢になり人の介助を必要とするようになっても、最後まで自分の事は自分でしたいと思っている領域になります。利用者は、介護者に申し訳ない、恥ずかしいと思っています。自分の不甲斐無さに苛立って他者に八つ当たりしてしまうこともあります。

 

このような、高齢者の精神状態・心理を理解し、出来ることは自分でしてもらう事への誘導と、辛かったね、恥ずかしいよね、ごめんね、というように精神状態の緩和にも努め、高齢者の話に耳を傾ける良き相談者としての役割も持っています。

 

チームケア

介護者は常に利用者の一番近くにいます。ということは、一番早くに変化に気付ける位置に居るということです。日々の健康・衛生管理、身体介護を行いながら、その状態を把握する必要があります。

 

小さな変化も見落とすことなく、担当者間(主治医・看護師・デイケア・ケアマネ・ヘルパー)チームケアによって、情報の共有が必要となります。また、この場合には守秘義務に留意しなければなりません。